推定90年代頃、INVERTERE(インバーティア)製『レザーダッフルコート』になります。
スーパースペシャルアイテムの入荷です。
INVERTERE(インバーティア)とは、1904年にイギリスにて、ハロルド・パーキンと2人の兄弟によって創業された老舗アウターウェアブランド。
世界で初めてリバーシブルコートを開発した歴史があり、こちらは当時革新的な技術だったそう。
INVERTEREとはラテン語で『向きを変える』という意味で、彼らが開発した裕福な自動車所有者向けの革新的なリバーシブルコートを表現する為に採用されました。
1948年には、会社はヨークシャー出身のウォルター・ソーテルに売却され、新たな施設で製品範囲の拡大と北米への輸出を開始。
1986年にインバーティアの工場は閉鎖されましたが、元技術ディレクターのハロルド・ショウにより "DAKS-Simpson" との契約のもと、"Westcountry Clothing Limited" が立ち上げられ、引き続きインバーティアのコートを製作しました。
その後、この会社は1995年に "Moorbrook Textiles" に売却され、その直後、MoorbrookはインバーティアブランドをDAKS-Simpsonから買収。
インバーティアは、その高品質でクラシックなスタイリングにより国際的に認識される評判を築き上げ、その英国的で時代を超越したデザインは世界中の顧客から評価されています。
インバーティアと聞くと、お馴染みのダッフルコートを想像される方が多いかと思いますが、ダッフルコート以外にもデザイン性が非常に優れたアイテムが多い事でも有名です。
現在では復刻して大変人気のインバーティアですが、1度倒産し、市場から姿を消した過去を持っています。
本物志向の方は是非とも、徹底的な品質に拘りを持った古き良き時代のオールドインバーティアを身に纏って頂きたいです。
今回ご紹介するのは、インバーティア製のアイテムでは珍しく、レザー生地を用いたダッフルコートとなります。
同年代のムーアブルック社のウール生地を用いた個体とは、似て非なる印象のダッフルコートタイプ。
ダッフルコートという同じカテゴリーではあるものの、使用している生地やデザイン性によって印象が異なりますね。
裾部には各ポケットが左右3つずつ配置されています。
大容量のフラップパッチポケット・その上に取り付けられたボタン留めポケット・真横に配置された縦型ハンドウォームポケットという、機能性に優れたディテールは必見。
機能的なポケット各種は、軽量物でしたら問題なく持ち運び出来るサイズ感となります。
前合わせには、ジップファスナーとトグルボタン留めでの比翼式の二重構造が採用。
ジップスライダーには、"riri" 社製ジップが採用されています。
後襟部には、ジップファスナーによる開閉によって収納が可能なフードが付属。
裏地と同様の生地・チェック柄となっていますので、気分によって出しても良いかと思います。
当個体はインバーティアの中でも希少な、現行とは異なる90年代頃の個体に見られるオールドタグが付いた1着。
グリーン・イエロー・レッドの配色がインバーティアらしい、ポップなカラーリングのタグもヴィンテージ好きなら高揚するポイントではないでしょうか。
カラーは、煉瓦色の様なラディッシュブラウンカラー。
深みのある茶色と微妙な赤のニュアンスが融合しており、上品で落ち着いた印象を与える、秋冬に着用したいと思えるカラーですね。
サイズ表記は "XS"
日本サイズで "M ~ L" 程度に該当するかと思います。
実寸値を見ても日本人体型に合うゴールデンサイズかと思いますので、幅広い体型の方にご着用頂けるかと思います。
ほつれ等の使用感はありますが、着用に問題のある大きなダメージは見受けられませんので、まだまだご着用頂けるかと思います。
特に市場に出る機会の少ないオールドインバーティア製。名品中の名品かと。
現行のインバーティアでは決してお目にかかることの出来ない、オールドインバーティアだからこそ表現出来る1着かと思います。
インバーティア製のダッフルコート且つレザー製となると次回入荷は確約出来ませんので、お探しの方は是非ともこの機会をお見逃しなく。